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1.定型的な一時的回腸ストーマの造設法―縫合ガイドを使用した粘膜皮膚縫合

openalex(2021)

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Abstract
近年の直腸癌に対する腹腔鏡下手術の急速な普及によって,下部直腸癌例やハイリスク例においても肛門機能温存手術が選択される場合が多い.しかし,National Clinical Database(NCD)データ(2011,2012 年)に基づく低位前方切除術(33,411 例)における合併症の発生率は21.7%と高く,そのうち縫合不全率は9.7%と報告されている1).本邦では低位前方切除術における一時的ストーマ造設に関する無作為化比較試験(RCT)が行われ,一時的ストーマ造設によって再開腹術を要する重篤な縫合不全の発生頻度は9.1%から0.6%(propensity score matching)へと著明に減少し,その有用性が証明された2).そのため直腸癌手術における重篤な縫合不全を回避する目的で,一時的ストーマを造設する頻度は今後さらに増加することが予想される.ストーマ関連合併症の有無は患者の生活の質(QOL)を大きく左右するため,大腸外科医にはストーマ造設における手術手技の習熟だけでなく,ストーマ管理に関して皮膚・排泄ケア認定看護師(wound ostomy and continence nurse:WOC ナース)との密な連携が求められる.当科ではストーマ造設の際にストーマ関連合併症を回避する工夫として,縫合ガイドを使用した粘膜皮膚縫合を行っている.本稿では当科における縫合ガイドを使用した一時的回腸ストーマ造設の手術手技を紹介する.
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