心理学者はコロナとどう向き合うか?

篤子 青野,倫子 秋本, 友秀 坂西,直史 細見, たけひこ いとう,貞一 荒尾, 久美子 田口

Nihon Shinri Gakkai Taikai happyo ronbunshu(2022)

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Abstract
新型コロナウィルス感染症は,未知の病気であるがゆえに様々な社会の脆弱性をあぶりだした。感染症,ウィルス,ワクチンについての科学的知見(エビデンス)は専門家の間でも異なるが,政府の対策に都合のよい情報が流布され,人々をワクチン接種に駆り立てている。医療・教育関係者や心理職は個人の意思とは無関係にワクチン接種を求められる。ワクチン接種を含むコロナ対策をめぐって,人々はマスコミ,うわさ,身近な事例などによって賛成論・反対論・中立の立場をとると思われるが,それらの間に対立や反目(極端な場合は差別)さえ生じている。また,長引く流行により,人々の働き方や対話,児童・生徒・学生の学びのスタイルが変わり,人間関係やメンタルヘルスにも様々な問題が生じている。このシンポジウムでは,いかに情報の偏りによって「コロナ禍」が作り出されてきたのか,そして「コロナ禍」が人々のメンタルヘルスにどのような影響を与えてきたのかについて話題提供をしていただき,コロナをめぐる諸問題について広く心理関係者の皆さんと一緒に考えてみたい。
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