最新原著レビュー:MRI および超音波検査法による尺骨神経横断面積を用いた肘部管症候群の診断のためのカットオフ閾値と最適測定レベル

openalex(2019)

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摘要
目 的:近年,肘部管症候群において超音波やMRI を用いた画像診断が用いられるようになっている.しかしながら,検査すべき高位やカットオフ値については,いまだ一定の見解がない.それらを明らかにするために肘部管症候群の患者群と対照群にMRI と超音波検査を行った. 対象および方法:検査は,MRI では患者群30 例,対照群28 例に7 高位の計測を行い,超音波では患者群12 例,対照群24 例に15 高位の計測を行った. 結 果:尺骨神経横断面積はMRI,超音波とも上腕骨内側上顆(ME)の近位3 cm から遠位3 cm の範囲で,対照群よりも患者群のほうが有意に大きかった.両検査法ともに尺骨神経横断面積は内側上顆の近位1 cm で最大であり,その値はMRI では16.1±3.5 mm2,超音波では17±7 mm2であった. 考 察:MRI,超音波ともに肘部管症候群の診断のための尺骨神経横断面積のカットオフ値は11.0 mm2が最適であり,その受信者動作特性曲線下面積(AUC)はMRI については0.95,超音波については0.96 であった.MRI と超音波による尺骨神経横断面積の計測値には有意差はなかった.検査の評価者内および評価者間信頼性はすべて0.77 以上であった.尺骨神経横断面積は,尺骨神経機能障害が重度であった18 例の患者において,軽度であった12 例の患者よりも有意に大きかった. 結 論:MRI または超音波によりME の1 cm 近くでMRI または超音波を使用して尺骨神経横断面積を測定することにより,肘部管症候群の有無にかかわらず,11.0 mm2のカットオフ値で高い感度,特異性,および信頼性で患者を識別することができる.
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