悪心・嘔吐,下痢

奥山浩之, 羽床琴音, 大北仁裕, 西内崇将,辻 晃仁

openalex(2019)

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摘要
▪薬物療法に伴う悪心・嘔吐は,急性,遅発性,突発性,予測性に分類される.▪催吐性リスク分類に基づき,治療開始時の制吐療法を選択する.▪薬物療法を有効かつ安全に継続するためには,悪心・嘔吐の予防が必須である.▪薬物療法に伴う下痢は,早発性下痢,遅発性下痢に分類される.▪ 下痢はその症状に加え,脱水や敗血症の合併などにより重篤な状況になる危険性が高く,発症早期より適切な治療を行うことが必要である.▪ 免疫チェックポイント阻害薬による下痢は,従来の抗がん薬とは異なる対応が必要となることがあるため,注意を要する.
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