[The interrelationship between arterial calcification and serum estradiol levels and bone mineral content in the aged (author's transl)].

Japanese journal of geriatrics(1979)

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摘要
動脈壁石灰化と血清 estradiol 値および骨塩含量の関係を明らかにする目的で, 老年者女性77名, 男性59名 (平均年齢はそれぞれ71歳と70歳) 計136名を対象に臨床的検索を行なった. 動脈壁石灰化の有無はレ線写真上肉眼的に判定し, 血清 estradiol は radioimmunoassay にて測定し, 骨塩含量は Bone Mineral Analyzer にて橈骨含塩量 (以下RMCと略す) を測定した. その結果 (1) 動脈壁石灰化と血清 estradiol 値との関係は, 女性では腹部大動脈に石灰化を有する群の血清 estradiol 値 (11.5±1.3pg/ml) は, 石灰化を有さない群のそれ (15.7±2.5pg/ml) に比し有意に低く, (p<0.01), また腸骨動脈に石灰化を有する群の血清 estradiol 値 (8.4±1.4pg/ml) は, 石灰化を有さない群のそれ (16.1±1.6pg/ml) に比し有意に低かった.(p<0.001). 男性では, 腸骨動脈に石灰化を有する群の血清 estradiol 値 (19.2±2.5pg/ml) は, 石灰化を有さない群のそれ (29.7±2.4pg/ml) に比し有意に低かった. (p<0.01). (2) 動脈壁石灰化と骨塩含量の関係は, 女性では腹部大動脈に石灰化を有する群のRMC (0.46±0.02g/cm2) は, 石灰化を有さない群のそれ(0.52±0.02g/cm2) に比し有意に低く (p<0.02), また腸骨動脈に石灰化を有する群のRMC (0.44±0.02g/cm2) は, 石灰化を有さない群のそれ (0.52±0.01g/cm2) に比し有意に低かった. (p<0.001). 一方男性においては, 動脈壁石灰化とRMCの間には関係が認められなかった. (3) 血清 estradiol 値とRMCとの関係は, 血清 estradiol 値をX, RMCをYとすると, 女性ではY=0.0025X+0.4551という関係式が成立し, 両者の間に正の相関関係の存在することが認められた. (p<0.02), 一方, 男性では両者の間に関係が認められなかった. 以上の結果は, 内因性 estrogen 不足が動脈壁石灰化を促進させる可能性があるという点については, 本質的には性差がなく, また estrogen は骨吸収を介する以外の系で-おそらくは動脈壁に対する直接の作用により, 動脈壁をCa沈着から保護するという可能性を示唆する. 女性においては血清 estrogen 低値による動脈への直接の影響に加えて, さらに骨からのCa遊出の増大が加わっている可能性が考えられる.
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关键词
bone mineral content,arterial calcification,serum estradiol levels
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