自己免疫性肝疾患における抗セントロメア抗体(ACA)の臨床的意義

Kanzo(1987)

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摘要
自己免疫性肝疾患における抗セントロメア抗体(ACA)の出現頻度と臨床的意義を検討した.対象はルポイド肝炎16例(I群),原発性胆汁性肝硬変(PBC)22例(II群),肝障害のないシェーグレン症候群(SjS)4例(III群),非自己免疫性慢性肝疾患60例(IV群)である.ACAはI群で2例(12.5%), II群で6例(27.3%)の合計8例に検出されたが,III・IV群には認めなかった.ACA陽性の8例中5例(62.5%)にSjSを合併していたが,CREST症候群の合併はなかった.AMA低力価および陰性のPBCにACA陽性頻度が高く,AMA 160倍以下のPBC 11例中6例の54.5%に検出された.また,ACA陽性群に黄疸例は無く,肝組織学的障害度が比較的軽度であった.ACAはSjS合併の自己免疫性肝疾患に高頻度に出現したが,肝障害のないSjSには検出されなかった.ACAは自己免疫性肝疾患の中のある一群の病態にかかわりのある自己抗体である可能性が示唆された.
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关键词
autoimmune liver diseases,antibodiesaca,clinical significance
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