胃癌によるpulmonary tumor thrombotic microangiopathyを生存中に診断しえた1例

The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery(2015)

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摘要
症例は69歳の男性で,1か月前から労作時呼吸困難が出現し,急激に増悪してきたため当院を受診した.肺梗塞を最も疑い入院したが,造影CTで肺梗塞は否定された.一方で胃周囲および傍大動脈リンパ節の腫大を認めたため.上部消化管内視鏡検査を施行し,胃癌と診断し,さらに肺動脈血液病理細胞診にて,胃癌の病理組織学的検査所見と類似した腺癌細胞を認めたため,臨床経過とあわせ,胃癌によるpulmonary tumor thrombotic microangiopathy(以下,PTTMと略記)と診断した.非侵襲的陽圧換気療法による保存的療法にて症状は軽快し,退院後外来にてS-1を投与した.投与開始後3か月間症状なく外来通院していたが,再度PTTMと考えられる呼吸状態の急性増悪が出現し,症状出現より10時間後に死亡した.胃癌によるPTTMを生存中に診断しえた本症例は極めてまれであり報告する.
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关键词
gastric cancer,tumor
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