Asthma death in japanese children, committee report in 2010

Yutaka Suehiro, Toru Akasaka,Tatsuo Sakamoto,Sankei Nishima, Shinpei Torii, Haruki Mikawa, Takehiko Matsui

Nihon Shoni Arerugi Gakkaishi. The Japanese Journal of Pediatric Allergy and Clinical Immunology(2011)

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摘要
我が国の喘息死は小児,成人共に減少傾向にあり,喘息死亡率も減少し概ね低率で安定しつつある1)~3).日本小児アレルギー学会・喘息死委員会宛に2010年10月までに,気管支喘息があって死亡し登録された症例は233例で,対象外を除いた206例について解析した.2010年には2名の登録があった.男女比は1997年以前98/63(1.6:1),1998年以降28/17(1.6:1)で,変化はみられなかった.不明・未記入を除いて死亡前1年間の重症度をみると1997年以前は軽症26%,中等症30%,重症44%,1998年以降は軽症35%,中等症27%,重症38%で,重症度に大きな変化は見られなかった.死亡年齢と死亡場所の関係をみると自施設で死亡した例は0~6歳73%,7~12歳55%,13歳以上では38%と加齢に伴い減少傾向が認められた.逆に自施設以外の場所での死亡例が年長になるほど増加する傾向にあり,学校内あるいは養護学校,下校時など学校が関与する症例が認められた.発作重症化に関わる要因として,入院歴が52%に認められたが,意識障害を来たすほどの重症発作,挿管,isoproterenolによる治療の既往は少なかった.喘息死に関与した要因では,予期できない急激な悪化,適切な受診時期の遅れが最も多かった.適切な受診時期の遅れを来たした要因として,患者・家族による判断の誤りが多く,短時間作動性β2刺激薬の加圧噴霧式定量吸入器(pMDI)やモーターネブライザー(MoNe)への過度依存,怠薬がそれに次いだ.薬物療法について,1997年以前の死亡例を1998年以降と比較すると,キサンチン製剤とβ2刺激薬の内服,自宅でのMoNe吸入,pMDIは減少し,吸入ステロイド(ICS)は増加傾向にあるものの38%に留まっていた.また,β2刺激薬貼付剤やLABA(long acting β2agonist)の使用が新たに認められるようになった.死亡前1年,1ヶ月間の重症度別薬剤使用状況を解析した結果,吸入ステロイド,ステロイド内服とも,使用していない症例が少なからず報告されており,死亡前にコントローラーとして充分に使用されていなかった可能性がうかがえた.また,急性発作増悪時にSABA(short acting β2agonist)定量噴霧式吸入が充分に行われていなかった可能性も考えられた.
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