がん化学療法におけるナーシング・プロブレム(76)抗がん薬による高リスク血管外漏出への対応の実際とインシデント報告に関する考察

がん看護(2015)

引用 23|浏览3
暂无评分
摘要
近年,がん化学療法期間の長期化,週1 回の投与が必要なレジメン,高齢患者の増加などによって,血管穿刺が困難なケース,血管が脆弱なケースが増加している.抗がん薬投与のための血管穿刺において,血管穿刺の困難度がより高く,血管がより脆弱であることは,血管外漏出のリスクを高くする.がん化学療法の主要な投与の場である外来では,血管穿刺困難や脆弱な血管を起因とする抗がん薬による血管外漏出の高リスク件数が多くなっている. 本稿では,前半に抗がん薬投与における血管穿刺困難,および,血管の脆弱性を起因とする血管外漏出リスクのアセスメントと対応の実際として,静岡県立静岡がんセンター(以下,静岡がんセンター)通院治療センターの取り組みを紹介する. 後半では,血管要因による抗がん薬の高リスク血管外漏出に対して,確実に対応したにもかかわらず抗がん薬の血管外漏出を起こしたことを不可抗力ととらえたインシデント報告のあり方について考えていきたい.
更多
AI 理解论文
溯源树
样例
生成溯源树,研究论文发展脉络
Chat Paper
正在生成论文摘要