潰瘍性大腸炎術後のquality of life

The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery(2010)

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摘要
はじめに:潰瘍性大腸炎術後のquality of life(以下,QOL)は評価が困難なこともあり,本邦での成績が明らかになったとはいえない.術後長期例も含めた患者QOLについて検討した.方法:1984年~2008年に手術を行った潰瘍性大腸炎151例のうち,現在当科で経過観察している138例に対してSF36v2郵送アンケートを施行した.2005年と2008年に調査を行い,術後のQOL,術後経過期間とQOLの関連,個人QOLの経時的変化,排便機能とQOLの関連について検討した.1回目には排便機能アンケートも行った.SF36スコアの国民標準値を50で示した.結果:第1回目は回収率83.5%(96/115),第2回目は76.1%(105/138)であった.SF36スコア(1回目/2回目)はPF:54.0/52.6,RP:50.9/49.6,BP:52.3/53.7,GH:47.3/47.7,VT:52.2/49.7,SF:50.5/49.8,RE:51.1/49.2,MH:52.1/49.1であった.術後2年以内では4項目で50以下(2回目は6項目)となったが,5年以降は1項目(2回目は2項目)のみと改善した.排便機能スコア(0-18)の高スコア群(14以上)では,排便機能低スコア群と比べて5項目で有意に良好なQOLスコアを示した.2回連続で回答を得た78例ではSF36スコアが50程度で安定していた.考察:潰瘍性大腸炎術後のQOLは全国基準と同等であった.術後経過期間とともにQOLは改善していた.排便機能の満足度がQOLに影響を与えていた.
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