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Computed tomography(CT)による胃癌患者の術前胃周囲血管解剖診断の有用性

The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery(2011)

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Abstract
はじめに : 胃癌の手術に胃周囲の血管の情報は重要である.近年Computed tomography(CT)の多列化によってこれらに関して詳細な情報が得られるようになってきた.目的 : 胃癌患者のCTによる術前胃周囲血管診断の有用性を検討することである.方法 : 2007年9月から2010年4月の間に当院で胃切除を受けた胃癌患者114人を対象とした.術前に転移検索目的のCTを施行(106例は造影剤使用),5mm間隔の横断像の画像を構築し腹腔動脈系の分岐形態,副左肝動脈の有無,左胃静脈の位置を同定した.手術時に同血管を確認しCTの所見と比較検討した.結果 : 【動脈】CTで腹腔動脈系の分岐異常を7例(6.1%)に認めた.総肝動脈欠損6例(5.3%),左胃動脈の大動脈からの直接分岐1例(0.9%)でどれもが術中所見と一致した.また7例(6.1%)で左胃動脈から分岐する副左肝動脈の診断が可能であった.【静脈】左胃静脈は102例(89.4%)で術前に同定可能であった.CT診断はすべて術中所見と一致していた.術中所見で明らかな左胃静脈がなかった6例を除くと診断できなかったものは6例であり,正診率は造影剤使用で106例中103例(97.2%),造影剤なしで8例中5例(62.5%),合計94.7%であった.考察 : 胃癌患者のCTによる術前胃周囲血管解剖診断は動脈系,左胃静脈ともに正診率も高く有用であると考えられた.
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