腱移行手術は筋,筋線維束,筋線維の受動張力を増加させる

The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(2011)

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Abstract
腱移行術では,骨格筋は過剰伸張されて移行されている.骨格筋はサルコメア数を増やして持続的伸張に適応するが,この筋内再構築は,受動張力にも影響を与えているものと思われる.本研究の目的は移行筋の受動張力増加の起源を明らかにすることである.白色家兎計17 羽を用いて,下腿の第二趾伸筋を術中計測で3.7 μmのサルコメア長で伸筋支帯に移行した.術後1,4 週後に,様々な筋腹長での受動張力を測定した.その後筋線維束,筋線維を採取し,少しずつ伸張させながら微小張力計で張力を測定した.筋全体での長さ張力関係は,移行筋で健側と比べ短縮方向に移動し傾斜も急峻となっていた.移行筋の筋線維束弾性率はいずれの時点でも増加しており,筋線維弾性率は術後1 週の時点でのみ健側より有意に増加していた.腱移行術後の骨格筋は,主として筋内結合組織の改変により受動張力が増加し,筋周膜,上膜の関与が大きいと思われた.
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