Difference in Total Body Water (TBW) between the value calculated by current formula and the value measured by Bioelectrical Impedance Analysis (BIA) in patients with maintenance hemodialysis

Nihon Toseki Igakkai Zasshi(2004)

Cited 0|Views3
No score
Abstract
透析患者におけるTotal Body Water (TBW) の予測値は, 透析効率, 薬剤の分布スペース, 体内水分量の推測に欠くことはできない. 従来, 多くの公式が採用されてきた. 例えば, Watson, Hume-Weyers, Chertowらの公式が知られている. 本研究はBioelectrical Impedance Analysis (BIA) を用いて測定したTBWと, 前述の公式を用いたそれらの値について比較検討した. 結果, 公式を用いたTBWはすべてBIAによる測定値より高値を示し, 有意差を生じた (p<0.05). このことは, 本研究の対象が日本人の透析患者であるのに対し, 従来の公式が欧米人の健常者を対象とした統計に基づいていることにより生じていると考えられた. 一方, BIAによる測定は, 多周波数を使用した生体インピーダンス分析によって得られたインピーダンス指標が, 酸化重水素 (D2O) を使用したTBWと極めて高い相関を示し (r=0.974), 臭化ナトリウム (NaBr) を使ったECWと高い相関 (r=0.886) を示したとするKichul Chaらの研究結果や, BIAにより測定したTBWは酸化重水素 (D2O) によるTBWと高い相関を示した (r=0.96, P<0.0001) とするGlenn M. Chertowらの研究によりTBWの測定法として確立している. これらの点を考慮すると, 従来の算出式に比し, BIAによる測定が個々の患者に対しての精度が高いと判断し, さらに日本人の透析患者に対するTBWの算定は従来の算出式に比しBIAがより正確であると提起する. また, このTBWの算出方法による誤差は透析の効率評価であるKt/Vに使用した場合, Daugirdasの算出式においては明らかな誤差は生じなかった. しかし, 透析効率など, TBWを用いた評価を行う場合はこの点を考慮する必要がある.
More
Translated text
Key words
bioelectrical impedance analysis,hemodialysis,total body water
AI Read Science
Must-Reading Tree
Example
Generate MRT to find the research sequence of this paper
Chat Paper
Summary is being generated by the instructions you defined